循環器

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一般知識

看護師の常識 抗血小板剤と抗凝固薬の違い

抗血小板剤は動脈性疾患、抗凝固剤は静脈性疾患の適応です。一次止血は、血小板が集まって塊を作ることです。この作用を阻害するのが抗血小板剤です。二次止血は塊をより強固にして凝固機能を高めることです。この作用を阻害するのが抗凝固剤です。抗血小板剤は薬の効果が長いので、手術前に必ず止めます。そして、グレープフルーツはNGです。抗凝固剤は薬の効果が短く、納豆や青汁がNGです。
一般知識

廃用性症候群予防で欠かせない深部静脈血栓症・肺塞栓症の看護

長期臥床の患者には、深部静脈血栓症・肺塞栓症予防を徹底する必要があります。術後初回治療するときに、肺塞栓症が突然起こる可能性があります。肺塞栓症は、右心系がうっ滞し、最悪の場合、心停止することもあるので、とにかく予防が必要です。深部静脈血栓症予防には、動くこと。動けない人は、弾性ストッキング、フットポンプ、水分補給です。
循環器

僧帽弁狭窄症・閉鎖不全症は低侵襲の治療へ

弁膜症の1つである僧帽弁狭窄症・閉鎖不全症になると左心房の負荷が大きくなり、心不全や心房細動を合併し脳梗塞のリスクが高まります。医療業界は「低侵襲治療」が主流になっており、MitraClipというカテーテル治療や開胸手術だが切開部が小さいMICSという方法が中心になっています。患者の負担軽減、入院日数の短縮と低侵襲治療は良いこと尽くしです。
循環器

大動脈狭窄症・閉鎖不全症は突然死の可能性あり

弁膜症の1つである大動脈弁狭窄症・閉鎖不全症は弁膜症の中でも頻度の高い疾患です。大動脈弁が機能しなくなると左心室の負荷が大きくなり、循環不全に陥り虚血性心疾患や心不全を合併し心筋梗塞・狭心症による突然死のリスクもあります。治療は外科手術とTAVIという低侵襲のカテーテル治療が根治治療になります。また、合併症予防のために薬物療法を併用することが一般的です。
循環器

テンポラリーペースメーカーの挿入方法と看護

洞不全症候群・房室ブロック・心房細動などで循環動態が不安定な場合、緊急時でペースメーカーを挿入するときは経皮ペーシングのテンポラリーペースメーカーを使用します。植え込み術と違い、体外に器械を管理するので設定をいつでも変更できる点です。テンポラリーペースメーカー挿入時は看護師は物品の準備と介助をし、挿入後は看護師による観察・管理が必要です。
循環器

ペースメーカー患者の看護~異常を見抜く心電図波形の観察~

ペースメーカー挿入患者で重要な看護は観察による異常の早期発見です。心電図の波形の観察により異常を見抜くことができます。ペースメーカーの異常はペーシング不全とセンシング不全があり、まずはペーシングの種類、自己脈の有無、スパイク波の有無、電気信号が正しいかという順で心電図の波形を確認していきます。
救急疾患

ペースメーカー植え込み術と心電図の読み取り方

ペースメーカー植込み術は局所麻酔で左鎖骨下に本体を、鎖骨下・腋窩静脈からリード線を挿入して右心房・右心室へ到達させます。手術時間は1~2時間、術後や約1週間で退院可能でその後は3~6か月毎外来で作動確認をします。ペースメーカー挿入患者の心電図ではスパイク波、自己脈の有無、同期やペーシング・センシングの有無を確認すれば読み取れるようになります。
循環器

ペースメーカーの基本~適応疾患やモードについて~

ペースメーカーの基本事項として、適応疾患、ペースメーカ―の構造やモードを理解する必要があります。適応疾患は洞不全症候群、完全房室ブロック、徐脈性心房細動の3つです。モードは3文字の英語を使って表し1文字目がペーシング部位、2文字目がセンシング部位、3文字目が自己心拍時の応答です。3文字の英語が分かればモードを理解できます。
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