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大量吐血の可能性|肝硬変・門脈圧亢進症・静脈瘤破裂の関係

大量吐血を認めると、胃・食道静脈瘤破裂の可能性が高くショックに陥ることがあり緊急性の高い疾患です。ウイルスやアルコールなどが原因で肝硬変になると肝臓の血液循環が悪くなるため門脈の血流が増えます。この状態が門脈圧亢進症です。門脈からあふれた血液は側副血行路を作り、静脈瘤を形成し、血管が破れると胃・食道静脈瘤晴れるを招きます。
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吐血で気づく上部消化管出血の原因と治療

鮮血の吐血の場合、上部消化管出血の可能性が高く、自覚症状が乏しいので吐血して初めて来院する場合もよくあります。原因疾患として、胃・十二指腸潰瘍、食道静脈瘤破裂、悪性腫瘍、胃炎、マロリー・ワイス症候群の順で多いです。上部消化管出血の治療は潰瘍や胃炎の場合、内視鏡による焼灼やクリッピング術、静脈瘤破裂の場合、内視鏡治療、マロリーワイス症候群は自然止血することが多いです。
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下血が主訴|下部消化管出血の原因疾患と看護

下部消化管出血の主訴は下血が多く、原因疾患として憩室出血が半数を占めます。その他にも虚血性腸炎、炎症性疾患と言われる難病指定にもなっている潰瘍性大腸炎やクローン病、感染性腸炎が多く検査かつ治療として大腸カメラを施行します。止血処置を施行後、入院となります。食事開始後の再出血のリスクが高いので看護師は特に注意が必要です。
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胆嚢炎・胆管炎の治療|ERCPとドレーン管理

胆嚢炎・胆管炎はよくある疾患です。主な原因は結石と腫瘍であり急激な右側腹部痛と発熱を認めます。肝臓に流入する血液量が多いので全身に感染が広がりやすく敗血症やDICを併発すると重症です。頻度の高い治療はERCP内視鏡下逆行性膵胆管造影検査で、ERCP下でステント留置や結石治療を施行し、ドレーンを挿入します。看護師はドレーン管理として、排液量や性状の確認、異常の早期発見、刺入部の皮膚トラブルの観察が必要です。
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