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痙攣に多いてんかん発作の種類と薬物療法

痙攣を主訴に救急搬送されることが多いです。痙攣の原因として、脳疾患などもありますが、1番多いのはてんかんです。てんかんには2種類あり、症候性てんかんと特発性てんかんです。脳疾患の後遺症として慢性期になると現れるのがてんかん発作です。特発性てんかんは原因不明で若年層に多いという特徴があります。てんかん発作の治療は薬物療法です。血中濃度を確認しながら、薬物の量を調節していきます。

12本の脳神経の語呂合わせ 身体の神経の仕組み

脳神経は12本あり、脳疾患により脳神経が障害されると様々な症状が出現しますが、脳神経の働きを理解して症状を予測できます。脳神経の暗記には2種類の語呂合わせを使ってみましょう!身体は中枢神経・末梢神経でできており、脳神経は中枢神経に含まれます。中枢神経・末梢神経はさらに2種類に分かれ、脳神経の解説とともに身体の神経の仕組みも理解しましょう。

クモ膜下出血の原因と治療 合併症の予防が予後を決める

くも膜下出血は年齢問わず発症します。くも膜下出血は早期治療が予後を決定します。原因は脳動脈瘤、脳動静脈奇形、外傷です。治療法は、開頭クリッピング術、カテーテル治療、薬物療法の3種類です。くも膜下出血の約半数は後遺症が残ると言われており、早期治療が何より重要です。出血後24時間以内は再出血のリスクが高く、再出血した場合は、ADLの完全回復は無理でしょう。
救急疾患

脳梗塞は3種類|治療法と梗塞部位による症状の違い

脳梗塞にはラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳梗塞の3種類があります。日本人に多いのがラクナ梗塞で細い血管が梗塞するので症状が軽度で後遺症なしで回復する可能性が見込めます。抗血小板剤の治療が行われ手術は不要です。アテローム血栓性脳梗塞は太い血管の梗塞なので、生命の危険や後遺症のリスクが高いです。薬物療法を基本とし、手術やカテーテル治療が必要になります。

脳出血の種類と治療-被殻・視床・皮質下・脳幹・小脳の症状-

脳出血は救急患者の中でも多い疾患です。出血部位によって症状と予後が異なります。出血部位の頻度は、被殻、視床、皮質下、脳幹、小脳の順です。被殻出血は死亡率は高くないものの、失語や意識障害などの後遺症が残る可能性は高いです。一方、脳幹や視床は脳の中枢部に位置し、生命維持に関わるので、死亡率が高いです。

脳疾患の怖い合併症-頭蓋内圧亢進症と脳ヘルニアの予防-

頭蓋内圧亢進症と脳ヘルニアは脳疾患の予後不良の合併症として有名です。どんな脳疾患でもリスクのある合併症です。脳は骨と3枚の膜に覆われている密閉臓器です。脳疾患を発症すると、脳脊髄液の排液のバランスが崩れやすくなり、頭蓋内圧が200㎜Hgを超えると頭蓋骨内圧亢進症と言われています。頭痛、嘔吐、うっ血性乳頭が3症状として知られています。頭蓋内圧亢進症により脳内の位置がずれた状態を脳ヘルニアと呼び、予後不良です。

原因別の6種類の髄膜炎と髄液検査の看護

髄膜炎には細菌性・ウイルス性・ヘルペス脳炎・結核性・真菌性・無菌性と原因別で6種類に分類されます。特に、細菌性髄膜炎とヘルペスウイルスが原因のウイルス性髄膜炎は重症化・後遺症のリスクが高く危険です。髄液検査が診断に有効で、看護師は必要物品を準備し、患者をえびのように背中を丸めて突き出した姿勢を保持する介助をします。

【救急看護】最低限知っておきたい生常圧水頭症

脳疾患の合併症や高齢になると原因不明の正常圧水頭症を発症する可能性があります。脳室とういう空洞の中に髄液が貯留して脳実質を圧迫し、3症状と呼ばれる歩行障害、尿失禁、認知機能の低下を認めます。脳室に髄液が貯留しないよう逃げ道を作る治療として脳と腹腔内、腰椎と腹腔内にシャントを造設すると症状を軽快させることができます。
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