救急部に向いている看護師の性格や特徴

看護師

看護学生もすでに働いている看護師も、救急部で働きたいという声をよく聞きます!

でも、救急部の3大マイナスイメージ

・怖そう

・忙しそう

・ストレス高そう

だから、踏み出せないって人が多いのが現実です。

正直に言うと、世の中の人は、テレビドラマとか救命救急24時の影響を受け過ぎです。

働いてみると全然違います!

いっしー
いっしー

働いてみると、全然怖くもないし、ずっと忙しいわけでもないし、面白いって思えることも見つかるんだけどね!

救急部に興味のある人の背中を押せるように、救急部は、どんな性格の看護師に向いているか、紹介します!

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一瞬で集中力を発揮できる短期集中型

集中力を一瞬でMAXまで上げることができる人!

この能力は救急部では超重要です。

理由は

・院内急変はいつ起こるか分からない
・重症患者の救急搬送は急に来る
・ラインの確保とか失敗できない
平穏な空気から突然、3次救急のコールが鳴ることがよくあります。
院内急変も予測できません。
初療室でも、搬送直後は安定していた患者さんが急にショックバイタルになるとかも、もちろんあります。
緊急度の高い患者さんのライン確保とか、医師の介助とか、失敗できません。
時間の猶予はもちろんないし、張り詰めた空気の中で集中してケアする必要があります。
例えると、
救急部は100m走
外科・内科の一般病棟はマラソン
のような感じです。
救急部は瞬間的に、一般病棟は細く長く集中力を維持することが求められます。

スイッチを瞬時に切り替えて、集中力をMAXに持っていける人

は救急部に向いています!

嫌なことがあってもすぐに忘れられる人

緊急患者を対応しているとき、口調が強くなる先輩看護師や医師がいます。

「代わって」と戦力外通告を受けるときもあります。

家族から、感情的に問い詰められることもあります。

どれだけ優秀な救急看護師でも、1回はこのように嫌な思いをした経験あると思います。

でも、気にしない!!!!

だって、本心ではなく、患者さんを思っての言動だから。

・時間的に余裕がないと、精神的にも余裕がなくなる
・短時間で的確に伝えようとして口調が強くなる
・家族は当然のことが受け入れられずに、すがる人を探している
だから、医師も看護師も家族もつい口調が強くなります。
頭では分かってるけど、実際に洗練を受けると、凹むものです。
けど、気にしない!
実は言った側は、必死すぎて覚えていません。
だから、その場が終われば、何事もなかったように接してきます。
この態度にも拍子抜けしたり、逆に怖いと感じることもありますが、「時間がないから仕方ない」と諦める力を身に付けて下さい。
ただし、本当に自分が初療対応でミスを犯した場合、医師の指示についていかなかった時などは、「仕方ない」ではなく、きちんと反省して、学習してくださいね!
いっしー
いっしー

私は、ランニングと買い物で忘れるタイプ!

私の同期は「また言われちゃった~」と言いながら、飲んで忘れるという術を持っていました。

みんなも「オリジナルのコーピング」見つけてね!

感情移入せず、平常心を保てる人

・延命治療の選択の場面
・臓器移植の話
・社会的弱者の搬送
・違法薬物などの事件関係

シビアな場面から社会的に納得できない場面まで、色んなシチュエーションがあります。

けど、どんな場面でも、感情的にならないこと

シビアな場面で一番よくあるのが、

例えば、延命を希望し、人工呼吸器を装着しますか?

医師から説明をする場に看護師も同席します。
看護師の方が聞きやすいのでしょう。
看護師に質問をする家族もいますが、あくまでも、感情移入せず、事実だけをお伝えすること。

看護師の基本は「傾聴と共感」です。

つまり、看護師の意見は不要です。

社会的に納得できない場面というのは、具体的には、

・酔っ払いのアルコール中毒

・男女関係のもつれによる薬物中毒

・事件関係

など。

恐怖心を覚えることや、なんで自分から命を捨てようとした人を必死に救っているんだろう…

と、人間ですから。

どうしても、感情が動くときがあります。

けど、どんな時も平常心。

救急部の使命は、目の前の患者を救うことです。

その患者さんの社会背景とか家族背景とか、気にしてはいけないのです。

内科、外科病棟で患者さんを受け持つと、つい患者さんを近しい存在に感じてしまい、感情移入してしまうことがあると思います。

でも、救急部では感情はフラットに保つことが重要です。

そもそも、関わりが短い時間しかないので、移入するまで受け持つことが少ないという現実もあります。

いっしー
いっしー

救命できた、抜管できたなどの嬉しい場面では、感情は表に出しても大丈夫?

助けられないかもと思っていた患者さんが、無事に生還したときは、本当に嬉しいです。

喜びを爆発させたいところですが、この時も注意が必要です。

もしかしたら、別の処置室では、亡くなっていることもあるかも知れないから。

個室など、そのご家族と一緒に喜ぶ程度にとどめましょう。

廊下など、共有部分は、他の家族への配慮が必要ですので、お忘れなく。

遠慮しない、自己アピールする人

遠慮してはいけない場面は2つです。

・定時になったらすぱっと切り上げる
・積極的に経験を積む
救急部によると思いますが、私が働いていた病院では、定時で帰るが基本でした。
理由は、集中力が切れないうちに、仕事を終えよう!ということです。
どうしても疲れがたまってくると、注意力が落ちます。
そうなるとミスが増えるので、患者さんの命に関わりますよね。
だから、初療室ですら、キリのよいところで、次のスタッフに代わっていました。
先輩が残業しているから、自分で最後までやりたいから…と

残業することはお勧めしません。

定時で帰る。これは患者さんのため、自分のためです!
次に、遠慮してはいけない場面は、経験についてです。
毎日違う患者さんが搬送されるので、経験値に偏りができます。
自分の経験アップのために、自分で「この患者さんを担当したい」「これがやりたい」とアピールすることがとっても大切です。
救急部で働くメリットとして、幅広く疾患と看護の知識が身に着くことです。
待っていても、スキルは上がらないので、自分から積極的に担当しましょう!

最後に

救急部で働くと、自然と説明した性格になっていくので、心配しなくても大丈夫です。
少しでも働いてみたいと思っている人は、前向きに挑戦してみて下さい。
いっしー
いっしー

看護師経験が豊かになるし、自信もつきます。

なんだかんだ、「救急部の看護師です」ってかっこいいもんね!

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