カンボジアとタイの国境の天空の寺院「プリア・ヴィヘア」は何年経っても行ってよかった~と思える観光地です。
到着地までの道のりが、まさに「インディージョーンズ」みたいな感じ。行くまでも楽しい観光地を紹介します!
プリア・ヴィヘアの基本情報
交通アクセス
カンボジアとタイの国境付近に位置し、シェムリアップ市内から車で4~5時間。
VERTLAのツアーに参加し、ワンボックスカーで向かいました。
海外旅行でツアーに参加したいなら、VERTRAさん、オススメです!
ただ申し込んで参加するだけで、現地でしかできない体験が可能ですよ!
プリア・ヴィヘアまでの道は案外舗装されており、揺れて車酔いするってことはなかったです。
ただ、ずっと直線の道のりで交通量も少ないので100km/h程度で走り続けるドライバーさん。
最初は事故しないか、不安と恐怖心がありましたが、すぐに慣れます。
道は人よりも牛の方が多かったかも?!
山の麓まではワンボックスカーで行き、4WDに乗り換えて崖を駆け上がります!
その崖の駆け上がり方が、「インディージョーンズ」みたい!!!
4WDの荷台に乗って、ポールを掴んどいてと言われ、まさにハリウッド映画のような体験でした。
こんな感じです(*イメージ図)。
おすすめの持ち物&服装
- 長袖(特にウィンドブレーカーが良い)
- スニーカー
- ズボン
- 日焼け止め
- サングラス
- 帽子
- 飲み物と軽食
- Gopro
- カメラ(首からぶら下げるストラップ付)
4WDで寺院の入り口周辺までは来ることができるのですが、それ以降は徒歩です。
第1~3塔門まで標高約100m、南北800mあり、石段が山の裾野まで続きます。
整備されている場所も多少ありますが、足場は悪く、1段ずつも高さがあるので体力勝負です。
ガイドブックなどにもスニーカー必須と書いてありますが、その通りで、地面は土、石、岩という感じなので、スニーカー以外ありえません。
間違ってもサンダルとか、ないとは思いますが、ヒールとかは論外です。
服装ですが、カンボジア市内より標高が高いので、気温は低いです。
肌寒いし、天候も変わりやすいので、長袖(ウィンドブレーカーのような濡れてもよいもの)があると助かります。
ユネスコ世界遺産のプリア・ヴィヘアの歴史
2008年7月アンコール遺跡群に続き、ユネスコ世界遺産に登録されました。
9世紀末、ヤショーヴァルマン1世によって創建され、11世紀前半にスールヤヴァルマン1世により大幅に改修され、一般的なクメール寺院とは異なるヒンドゥー教の寺院です。
第一塔門のこちらは、カンボジアの2000Rの紙幣に印刷され、名高い寺院であることが分かります。
自然の力&国境争いの結果、破損されていて、正直原型は分かりにくくなっています。なんとか骨組で補強されているという感じです。
カンボジアVSタイの緊張関係
この寺院の遺跡はカンボジアとタイの国境付近に位置してるため、長年、領有権問題で揺れていました。
下の写真の中央にある門を超えると、タイです!
1962年カンボジア領と認められたのですが、2008年の世界遺産登録を契機に遺跡周辺の国境線画定問題について再びカンボジアとタイ両国で緊張が高まり、両国の銃撃戦が頻発するくらい、関係が悪化しました。
双方ともに、死亡者でも出るほど、緊張状態が続いていたそうです。
現在は国境監視隊を除き、主力軍隊は撤退し緊張状態が緩和され、闘いは沈静化しています。
しかし、国境付近の地雷はあえて撤去されていません。
もし、再び紛争になれば…怖いですね。
日本の外務省はプリアヴィヘアへの渡航について2014年12月に危険警告を解除し、旅行者は現在はタイ側へ往来はできなくなっています。
(ちなみに、タイ国民は入れないそうです)
以前は旅行者もパスポート提示をしていたそうですが、現在は不要です。
聖水を飲めば、病気知らずの伝説
第二塔門の前に大きな大貯水池があります。
アンコールワット遺跡群でも貯水地がたくさんあるのですが、当時から水は大変貴重なもので、豊かさの尊重だったらしいです。
雨季・乾季の2シーズンのカンボジアでは、乾季になると水不足になることもあったそうですが、この大貯水池は水が絶えることなく安定していたそうです。
だから、昔から、「聖水」と言われ、人々の命・暮らしを支え、これを飲めば病気しないという伝説があると。
私たち夫婦以外に3組の日本人が同じツアーに参加していたのですが、そのメンバー3人がこの聖水を飲もうぜー!とふざけて、ごくごくと飲んでいました。
これには、ツアーコンダクターも苦笑いというか「お腹痛くならないと良いですね~」という、なんとか絞りだしたようなコメントをしていました。
昔は、「聖水」だったんだろうけど、今はどう見たって雨水ですよね。
元看護師の私は、すぐに不潔とか感染リスクとか考えてしまうので、飲むどころか、手をつけることすらしませんでした。
お調子者の夫にも、目で訴えかけ、なんとか阻止しました笑
飲んだ人によると、水は臭くないし、変な味もしないと。
この日はお腹を壊すことなく過ごしていましたが、数日後どうだったのかは、知る由もありません!
好奇心旺盛で免疫に自身のある人は、ぜひ飲んでみて下さい!
カンボジアを見渡す頂上の絶景ポイント
寺院や遺跡を見学しながら、コンダクターから歴史や伝説の話も聞きながら、歩くこと1時間。
ようやく、頂上に到着です。
日本ではありえないですが、断崖絶壁にロープ1本!!
まじで近づくのが怖かったですが、見渡す限り森、森、森。景色はとっても良かったです。
そして、インスタ映えポイントはこちら。
脚を下ろして座っているところに注目です!!!!
こんなの日本でできるところないですよね。
そして、何より人が少ないのがいい!!!
座るまでは怖さもあるけど、安定感もあるし、絶景見てたら恐怖心とかなくなりますよ。
コンダクター曰く、雨季の方が景色がきれいらしいです。意外ですが。
コメント
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