高血圧は万病の始まり!本当は怖い高血圧と若いときから意識してほしい予防行動

一般知識

会社でも地域でも健康診断で必ず測定する「血圧」。

高齢者は気にされている方が多いです。一方。60歳未満の働き世代は血圧の関心が低い気がします。

高血圧が死因になることはないですが、死に至るほどの重大疾患を引き起こす原因になることは容易にあります。

だから、高血圧にならないように予防に専念してほしいのです!

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そもそも血圧って何?

血圧はご存知の通り2種類あります。

心臓がぎゅっと縮んで、大動脈を通って全身へ血液を送り出した時の血圧を「収縮期血圧=上の血圧」

全身を巡って戻ってきた血液により心臓が膨らんだときの血圧を
「拡張期血圧=下の血圧」

と言います。

簡単に言うと、全身へ送り出す血圧と全身を巡って戻ってきた血圧のことです。この2つを測定することで健康状態が図れます。

血圧に影響を与える5つの要因

1.心拍出量

心臓がぎゅっと縮んで全身へ血液を送り出すときの量です。
1分間に血液を送り出す量のことを「心拍出量」と言い、1回の拍動が強い程、心拍出量が増えるので血圧が上がります

2.末梢血管抵抗

末梢血管とは毛細血管のことです。全身へ血液を送るのでもちろん毛細血管にも血液は流れます。ただ、毛細血管が細くなったり詰まったりと何らかの理由でスムーズに血液を流すことができない場合、血液の勢いが必要になるので1回の心拍出量が増え、血圧が上がります。

3.循環血液量

全身を巡る血液の量です。多いと血圧が上がり、少ないと血圧は下がります。

4.血液の粘着度

血液がドロドロになると流れが悪くなります。なんとか、全身を回ろうと心拍出量を増やすので、血圧が上がります。

5.血管の弾力

弾力が悪くなったり、血管の壁にプラークができると流れが悪くなるので血圧が上昇します。これが動脈硬化と呼ばれる現象です。

高血圧の定義

140/90㎜Hg以上(上・下どちらかが超えた場合も高血圧です)

家庭用の血圧器で測定した場合は135/85㎜Hg以上(上・下どちらが超えても)

高血圧が持続すると動脈硬化を招く可能性があります。

動脈硬化とは言わば、血管の老化現象と思って下さい。
高齢になってから動脈硬化が始まるのではなく実は30歳を過ぎたころから誰もが始まっているのです。

芸能人みたいに血液サラサラテストとか一般人は受けないからまさか30代で動脈硬化とか言われてもピンときませんよね?!

なんで高血圧で動脈硬化になるのか

動脈は高い圧で血液を流すことができるように丈夫で柔らかくてしなやかです。
それが高血圧が長時間続きと血管の中の圧力が高くなるため、血管の内側が傷ついたり、破れたりします。
それでもなんとか耐えようと血管の壁を厚く頑丈にしようし結果、動脈硬化になるのです。

高血圧が引き金となる恐ろしい病気

  • 脳梗塞
  • 脳出血
  • 心筋梗塞
  • 狭心症
  • 心不全
  • 大動脈解離
  • 腎梗塞
  • 腎不全

血栓に関係することが多いのが分かります。

高血圧により血管はダメージを受けると血管の内側が傷つくと言いました。
傷ついた箇所が突起物のようになり、お粥のような塊や血液の塊を付着させやすくします。

その結果、血管が裂けてしまったり、血栓が動脈を通って飛んでしまうのです。これが大動脈解離や脳梗塞・心筋梗塞です。

死に至ることもあるおそろしい病です。

若いときから意識したい予防法

1.減塩

1日6g未満

最近は減塩のお醤油やソースが販売されています。それを使うだけでもやらないよりは効果的です。

外食・飲み会が多い人は1日6gなんてあっと言う間に超えています。

そもそもおかず全部に味が必要でしょうか?
濃い味の後に薄味を食べるから味がしないように感じるのです。
なので薄い味から食べるようにすればよいのでは?と思います。

ということで、我が家ではメインのおかずはしっかり味をつけますが、副菜は薄味にするように気を付けています。

また風味があるだけで食べやすいので薬味(ネギ、しょうが、わさび、ごまなど)や調味料(一味、カレーパウダー、胡椒)を使ってアクセントにしています。

2.バランスの良い食事

こんなこと言われなくても分かっていますよね。
ただ実行するのが難しいだけ。

朝昼晩バランスの良い食事なんて現代人では無理だと思います。
仕事も家事も子育ても、食事だけにそんなに時間がかけられませんよね。

なので私は1日、1週間とトータルで見ています。
毎食は無理でもなんとなく1日のバランスが良ければOKとか外食が多い週は1週間のバランスで考えようとか!

甘いですが緩く続けられる方法です。

3.運動

これも言われなくても分かっています。
毎日30分以上の有酸素運動と一般的には言われていますが、仕事や子育てに追われると無理です。

食事と一緒で運動も緩く続けられるようにした方が良いですね。

駅までは歩いて行き階段を使う、座っている時間が長い人は立って動くように心がける、食事の前に腹筋運動を毎日するとか。

トータルで30分の運動になれば良いと思います。
しないよりはましです!

週1回でもプールやランニングなどで汗を流せるとベターです。

4.アルコール制限

これはすぐできる予防法です。
飲み会の回数を減らす、2次会は断る、毎日の晩酌は止めて週末だけにするとか。

アルコールも飲むときにロックではなく水割りにするから始めても良いでしょう!

節約にもなり家計は大助かりです!

5.禁煙

今、ブームですから流行に乗りましょう!

電子タバコも増えてきました!果たしてニコチン依存がなくなるのか、不明ですが急に禁煙ができない人はまずは電子タバコに変えるところからでも良いと思います。

やる気がある人は禁煙外来もお勧めです!

ただ、禁煙をすると口がさみしいと言ってお菓子を食べてしまいがちなので肥満に繋がる傾向も事実です。口が寂しくなったらミントタブレットとかカロリーがほぼないもので対応しないと意味がありません。

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