高齢者は注意が必要な帯状疱疹。50歳を過ぎたら予防接種を打ち直そう!

帯状疱疹って実は子どもが良くなる水ぼうそうのウイルスと同じって知っていますか?

水ぼうそうのことは正式には水痘と呼ぶのですが、水痘・帯状疱疹ウイルスによって起こります。

50~70代に多く発症しやすいと言われており、高齢になると痛みが残ったり合併症のリスクもあり、危険な病気なのです。

帯状疱疹にかかったときの症状

痛み・皮膚症状・部位で判定できます。

帯状疱疹になると水ぶくれのようになるという知識を持っている人は多いかも知れませんが、最初は皮膚の症状の数日~1週間前に痛みを感じます。

神経痛のようなうずくような痛みというと近いでしょうか。
患者さんによって表現は様々ですが、痺れのような痛みを認めるそうです。
個人差はありますが、痛みは2週間以内に軽減することが多いです。

皮膚の症状が出現する前はまさか帯状疱疹とは思わず、胸が痛いから狭心症かな?とか肩が痛むと五十肩かな?とか。勘違いされる方が多いです。

皮膚の特徴

周囲が赤くなり、真ん中は白っぽい膨らみになります。1粒ずつが独立しているわけでなく、連なっていき名前の通り帯状になってくるのが帯状疱疹の特徴です。

真ん中の白いところが時間が経つと、水ぶくれ、かさぶたへと変わっていきます。
最終的に赤い斑点が出始めて2~4週間程度でかさぶたが取れますが、傷跡が残ることもあります。

部位ですが、神経に沿って出現するので限局していることがほとんどです。
しかし、複数の神経にまたがって水疱を認めた場合は感染リスクが高く注意が必要です!!!!!

感染経路

飛沫感染
帯状疱疹になった人のくしゃみや鼻水などのしぶきを吸い込む

接触感染
帯状疱疹の症状が出ている部位に素手で触る

*空気感染
まれですが、同じ空気を吸うだけで感染してしまうことがあります。

感染しない人

予防接種を受けた、幼少期に水ぼうそうにかかったことがある人で抗体値が高い場合は、帯状疱疹の患者と接しても感染しません。

なので利用関係者は患者と接しても感染しないのです。
(毎年抗体値を確認し、低下している人は予防接種を追加摂取しています)

妊婦さんの感染は絶対に防ぎたい

妊娠している人が水痘・帯状疱疹ウイルスにかかってしまうと、初期でで流産のリスク、中期以降であれば胎児が
「先天性水痘症候群」と言って奇形を持って生まれてくる可能性があります。

「妊娠する前に風疹は予防接種しましょう」って最近よく聞かれるようになり、自治体によっては無料で予防接種できるとこともあります。

が、実は水痘も怖いのです

もし流行している地域の場合、念のため抗体検査をした方が良いですよ!

治療

抗ヘルペスウイルス薬を使用します。
2~3日で効果が出るとされています。

また痛みが強い場合は鎮痛剤も使用します。

痛みを減らす裏技

皮膚が洋服などに接触する場合

帯状疱疹を発症してすぐは、じゅぐじゅぐしていると思います。洋服にくっつくと乾燥したときに皮膚がめくれる可能性もありますし、洋服との摩擦で痛みが増すことがあるので、清潔なガーゼなどで覆いましょう。

循環を良くする

捻挫のときは冷やすっていうし、冷やすと痛覚が鈍くなって痛みが引くかな?と考えて保冷剤などをあてる人がいますが、NGです。

どちらかと言えば、温めて循環を良くすると痛みが減ることがあります。
可能であれば湯舟につかる、温かいシャワーを浴びるなどして全身を温めましょう。
幹部に直接カイロを貼るなどは低音火傷の危険もありますし、皮膚がダメージを負う可能性がありますのでやめましょう。

帯状疱疹になりやすい人

  • 子どものころに水ぼうそうになった人
  • 治療のため免疫力が低下している人
  • ストレスが強くかかっている人
  • 高齢者

と言われ、50~70代で発症しやすいとされています。

免疫力が低下している人の例を挙げると、抗がん剤治療をされている人や免疫抑制剤を服用している人です。
高齢者というのは、加齢とともに自然と免疫力が弱くなってきますので必然的に発症しやすくなります。

なんで50代以降に多いの?

子どものころ、水ぼうそうになると、神経の中に帯状疱疹ウイルスが住み着きます。健康な間はこのウイルスは大人しくしていますが、ストレスや疲れが強い時、免疫力が落ちているときに、ウイルスの動きが活発になり、神経を伝って皮膚に出てきて痛みや水疱を作るのです。

50代以降と言われているのは、子どものころに水ぼうそうの予防接種をしていても、その効力が切れているからです。

50歳になったら予防接種をお勧めします!

怖い後遺症

帯状疱疹後神経痛

免疫力が弱っている人、高齢者に多く見られます

名前の通り、皮膚症状が治った後に痛みだけが残っている状態です。
個人差がありますが、数か月~数十年と痛みと付き合っている人もいます。

抗がん剤治療をしている人の場合、免疫力が落ちているの回復に時間がかかる上に皮膚症状すら少し良くなってもまた再発するというのを繰り返す場合もあります。

そうなると完治することは難しく、いかに痛みをどうやって減らすかということが中心になります。疲れが強くなると、天候が変化すると、環境が変わると帯状疱疹の痛みが増強することが多いようです。

このように痛みがずっと続いている人は、痛みの専門家である麻酔科医に相談するのが1番です。総合病院ならペインクリニックと言う部門を持っているところが増えました。
ぜひ1度相談してみて下さい。

顔の帯状疱疹で注意すべき症状

  • 発熱
  • 頭痛
  • リンパ腺の腫れ
  • 角膜炎
  • 結膜炎

など。

1番要注意!ラムゼイ・ハント症候群

耳や眼の周りに帯状疱疹を認めるときに注意が必要な合併症です。

主な症状は

  • 耳鳴り
  • 難聴
  • 顔面神経麻痺
  • 発症した部位の筋力低下
  • 知覚鈍麻

などです。

空気感染するケースもある

神経に沿って帯状疱疹が出現すると言いました。たいてい、1本の神経の範囲内で症状が出ることがほとんです。

しかし、もし複数の神経にまたがって症状が出た場合は播種性帯状疱疹と言って、空気感染する可能性があるので要注意です!!!!!!

*特に顔に帯状疱疹が出た場合、神経同士が近く接しているので要注意です

空気感染というのは結核と一緒で、患者は隔離、接触者はN95という頑丈なマスクを使用しなければなりません。

ただし、抗体がある人は空気感染する播種性帯状疱疹でも感染しませんのでご安心ください!

 

まとめ

・帯状疱疹は水ぼうそうのウイルスと同じ
・50~70代に発症しやすく、免疫と関係している
・50代以降は予防接種を打ち直す
・顔面に出る帯状疱疹は合併症・後遺症が怖い
・播種性帯状疱疹になると空気感染をもたらすので危険

 

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