看護学部の大学の4年間は、他の学部に比べて本当に大変です!
理由は3つ
- 必修科目が多い
- 実習
- 国家試験
という3大イベントがあるからです。
4年間のスケジュールを知って、遊びと勉強の計画をしっかり立てて、充実した大学生活を送ってねー
看護学部の4年間のスケジュール
1年生:他の学部と仲良くなる唯一の時期
看護学部は2年生から看護学・広くて医学部くらいしか、交流がなくなります。
医療系以外の友達を作れるのは1年生の時期しかありません!
1年生は一般教養が週4日、看護必修科目が週1日というカリキュラムでした。
一般教養は自分の好きな科目を選択して自分で時間割を決めることができたので、「大学生」ってこんな感じ!!!とテンションも上がっていました。
一般教養は、全部の学部が集まる唯一の授業だったので、普段であることのない文系の学部の人も一緒でした。
特に医学系は、学年が上がると、クラスメートしか会わない、さらには実習メンバーしか顔見ないという、どんどん出会う人数は減っていきます。
大学デビューを果たした1年目しか、他学部と友達になる機会はないので、積極的に違う学部の友達を作ることをおすすめします。
大学時代の横の繋がりは、社会人になってからも絶対に役に立ちます!
なんなら、医療関係者は井の中の蛙って感じがすごいので、医療系以外の友達は絶対に作っておいた方が得です!
ただ、一般教養で単位を落とす人って多いんです。
看護学部の場合、必修科目もあるので、単位の取り直しができない可能性も高く、大学なので単位が足りなかったらもちろん留年です。
看護学部のクラスは60人程度でしたが、毎年数名は、一般教養、特に第二言語で単位を落として留年している人がいました。
要注意です。
2年生:必修科目地獄へ突入
2年生前期から週5日専攻科目の講義が始まりました。
まさに、必修科目地獄のスタートです。
1日5コマ×5日(月~金)でフルコマは25だと思いますが、2年生前期は22コマ、2年生後期は20コマ(記憶が曖昧でごめんないさい。でも、ほぼコマは埋まっていたことは間違いないです。)
1コマは90分、1限目は8:40開始、5限目終了は18:30。
ほぼ丸一日、授業です。
科目が多いと日々の授業だけでなく、試験がとにかく大変です!
そして、私が通っていた大学は出席80%以上じゃないと試験資格がもらえなかったし、看護学部は1クラス60人と少なかったので、先生は生徒の顔を覚えていました。
なので、出席を友達にお願いするとか到底無理でした。
2年生は、楽しい自由な学校生活ではなかく、専門職としての入り口に入ったんだなと…本腰を入れないといけない時期です。
これだけ科目数が多いと単位を取るのはけっこう大変です。
ただ、私は試験前に徹夜をすることもなく、補講や追試を受けることもなく、全科目きちんと1回で単位を取りました!(ちょっと自慢になるけど、GPAも高かったのよ~)
頭が良かっただけとかがむしゃらに勉強したんでしょ?って思うかも知れないけど、看護の試験って暗記がほとんどだから、多分誰でも覚えれば高得点取れます。
ただ、重要ポイントを抑えいるか、長期間暗記できる方法を持っているか、によって、点数が変わってくると思っています。
ぜひぜひ、看護学生のみんなに、日々の授業中にできる試験対策とか試験前の勉強法とか私が実践してた方法を伝えたいと思います!(近日、記事をアップしますね~)
2年生は受験生に戻ったみたいな感覚だけど、忙しくてもサークルやバイトはできるから、時間を上手く使ってね!
3年生:徹夜覚悟の実習の始まり
3年生の前期は、必修科目の座学がメインです。
2週間程度のコミュニケーションとか看護過程を学ぶための実習はあったような気がします。
3年生の後期からいよいよ実習が始まります!
実習のグループによって、スケジュールは異なりますが、私は助産師を目指す人がいるグループに入ってので、3年後期だけでほぼ実習終わりという超短期集中型のグループでした。
(当時は、看護学部専攻は、看護師・保健師は必修、助産師はクラスで10名まで希望という制度だったのですが、現在は保健師も選択になり、助産師は学部では希望できないというルールに変わりました)
<通常>
急性期実習→準備期間→慢性期実習→準備期間→●●実習…
<私の場合>
急性期実習→慢性期実習→●●実習→準備期間…
見て分かる通り、実習の間の準備期間がほぼなく、連続して実習が続くグループにいました。
準備期間がないってかなり大変です。
急性期と慢性期では、患者さんのゴールが違うから看護ケアも全然違うし。
小児、産婦人科、精神科、保健師実習なんて、毛色が全く異なります。
準備期間をうまく活用しても、実習中はレポートや勉強が間に合わず、徹夜って人がけっこういました。
私は、0時には寝るって決めていたから、一度も徹夜せずに実習を終えただんだけどね。
当然、レポートは真面目にやってたし、予習もきちんとしてから実習には行っていました!
どうやって、睡眠時間を確保していたかというと、実習の隙間時間と往復の通学時間の活用です。
看護学生にとって、実習は緊張するし、慣れない環境でストレスもたまるし、辛いイメージがあるけど、全てはタイムマネージメントと気分転換です。
実習中は、いかに時間の無駄を減らすかということに集中していました。なので、実習中でもバイトも続けられたし、時間の使い方が上手くなりました!
4年生:就職活動と卒論と国家試験
実習が終わってほっとしていたら、夏には就職活動と同時進行で卒論にとりかかり、2月に国家試験という3大イベントがあります。
4年生も大変じゃんって思ったかもしませんが、私は4年生が1番時間があったので、サークルとバイトに加え、習い事も開始しました。
2年生の必修科目地獄、3年生の実習を乗り越えた4年生は少し羽を伸ばして、自分の将来を真剣に考える時期にしてほしいです。
まず、就職活動は一般の学部の人と時期も対策も異なります。
私のクラスは、そのまま系列の大学病院に就職する人が8-9割でしたが、私は絶対に東京で就職するっと決めていたので、自分の出身大学病院は受けていません。
都内の大学病院を3つ選択し、インターンにも行ってから最終的に第一志望を決めました。
就職活動と同時に卒論の準備です。
どの先生に指導を受けるか(ゼミ)は選ぶことができました。
私は、看護の論文って文献まとめただけの新しいアイディアがない、臨床に活用できない、とマイナスイメージを持っていたので、医学系の先生にお願いしました。
そして、臨床現場にも協力してもらって、ちょっとだけ外国文献も取り入れて、けっこうハードな内容に取り組みました。
そして4年間の集大成、国家試験です。
12月に卒論発表だったので、本腰を入れて国家試験対策に取り組み始めたのは、年明けからです。
卒論発表が終われば、授業もないし、学校も自由登校になるので、四六時中、国家試験対策ができます。
なので、卒論に追われて取り組めてないって人も全然焦る必要はないです。
国家試験対策の参考書はたくさんあるし、最近はアプリも充実してるので、勉強方法も無限大です。
私は、2年生のときに試験対策の内容や3年生の実習で勉強したことがそのまま国家試験にも使えると思い、自分の勉強方法を貫いていました。
国家試験が2月半ば、合格発表は3月末です。
そう、合格発表前に卒業式があるので、受かってなかったら…という不安もあるし、違和感もあるのですが。
看護師だけでなく医師も薬剤師もみんなそうです。
国家試験が終われば、人生最後かも知れない長期休暇です!(社会人になったら1か月休暇とかありえないので)
ぜひ、友達と卒業旅行など、遊んでくださいね!
4年間、大変なこともありますが、2度とない大学生活です。
勉強も遊びも忘れずに、立派な看護師になってくださいね!
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