救急病棟の看護師が買うべき教科書は心臓・脳の2冊のみ

私はまさかの新卒で救命救急センターの中の救急病棟へ配属されることになってしまいました。1年目で1番困ったことはどうやって勉強すればよいか分からないということです。

*救急病棟って何?と思った方はこちらのブログを参照してください。

救急病棟の看護師が買うべき教材2冊

①病気がみえる循環器

 

(出典元:amazon.co.jpより)

②病気がみえる脳・神経

(出典元:amazon.co.jpより)

このシリーズ大好きで、学生時代からよく使っていました。わかりやすいしまとまっているし、勉強しやすい教材です。

循環器と脳疾患がやはり重症かつ緊急を要することが多く、救急看護師なら勉強必須の分野です。また、高血圧や不整脈を抱え内服治療を継続している人、脳梗塞の既往がある人というのは非常に多く、ベースに疾患があるということは健常者よりも急な病気を発症する可能性が高いのです。

救急搬送された原因は循環器や脳に関係ないとしても既往で関わってくることも多いので、この2つのテーマは欠かせません。

なので、何から勉強してよいか分からないという人はまずは循環器・脳から始めましょう。

循環器疾患について

心電図は確実に勉強を

苦手な人が多いのではないでしょうか?救急病棟に入院する患者のほとんどは24時間心電図モニターを装着しています。不整脈がなかった人でもINOUT管理が不適切だったり負荷がかかることでで突然、不整脈が出現する可能性が高いのです。

モニターアラームが鳴ったときになんの不整脈が起きてるか分からないと、緊急度が高いのか、除細動の準備が必要なのか?判断できず手遅れになる可能性もありますので、心電図の勉強は早急かつ確実に行ってください!

心電図の波形をメモ帳へ貼っておく

教科書で勉強したからと言って、すぐに頭に入るわけではなく、定着するのには時間がかかります。なので、業務中、いざというときに見直せるように不整脈の心電図モニターの波形をメモ帳に貼っておき、ポイントをメモしておきましょう。

悪い例)

一覧表になってて見やすいように思いますが、初心者には不適切です。これだけで、不整脈の違いや特徴を理解することは難しく、罫線がないのは意味がありません。

ノートに貼るなら、きちんとした不整脈の波形で情報を読み取れるようなもの選びましょう。

良い例)

メモリもしっかり見えますね!これはPVC(心室期外収縮)と呼ばれる不整脈です。

まず心電図の見方は

  1. RR間隔 (緑の線)
  2. P波の有無 (赤い〇)
  3. ST低下・上昇の有無 (黄色が基準線)

が基本です。上のように図に直接書くことで
「PVCはRR間隔が不正で本来の電気信号よりも早いタイミングで生じ、P派が幅の広いQRSと合体しており読めないことが多い」
という特徴がこの波形から読み取れます。

このように、どんな不整脈も波形に上記3点を書き込み、自分で特徴を探すように勉強すると効果的です。ここまできちんとメモしておけば、いざ不整脈に遭遇した時、振り返るときに有効ですよ。

緊急で心臓カテーテル検査へ出棟する場合に備える

落ち着いていると思った人が急に胸痛を訴え、緊急でカテーテル検査へ出棟することがあり得ます。のろのろ準備をしていては、先輩看護師に「邪魔」と言われますよ!

【出棟前に患者にする準備】

・鼠経からのアプローチに備えて剃毛
・橈骨動脈・足背動脈が触知できる箇所に印をつける
・長寝衣へ着かえる
・ルートは最低2本確保し、必要に応じて延長ラインをつける
・尿カテ挿入orウロバック持参

【持参物品】

・シーネ
・包帯
・固定テープ
・移動の際のスライドシートやバスタオル
・パスの用紙
・同意書

などが一般的な物だと思います。

備えあれば憂いなしという通り、緊急時はパニックになり本来覚えていても忘れることがあり得ます。いざというときに備えて、ぜひ自分にとって分かりやすいメモを残しておきましょう。

RUIRUE BOUTIQUE(ルイルエブティック)

脳疾患について

脳は受傷部位によって出現する症状が異なります。よって図を使ってどの部位がどんな働きをしているかを把握しておけば、ほとんどの疾患で観察項目などが理解できるはずです。

(出典元:http://www.geocities.jp/todo_1091/short-story/026.htm)

大まかにはこのように分類されます。合わせて脳の血管の位置も確認しましょう。

(出典元:看護roo!https://www.kango-roo.com/sn/k/view/3726)

脳の部位と働きと血管の位置を把握しておけば損傷部位によってどのような症状が出るか、結びつくのでこの2つは必ずメモ帳に図示しておきましょう!

看護師が持ち歩くメモ帳作りのコツ

たまに教科書の模写?というくらい詳細に勉強したノートを病棟に置いている1年目看護師を見かけますが、仕事中に見る余裕あるのかな?と使いにくいそうだなと思っています。

メモ帳は自分が見たときに思い出せる内容であれば良いわけです。

瞬時に確認できる図や表がとても有効です!自分でオリジナルのメモ帳をこつこつと作り上げることで看護師時代ずっと使える便利ノートが出来上がります!

最初が肝心ですので手を抜かず、分かりやすく、作って下さい!

救急テキストと言えば

「救急・看護師」で検索して見つかったテキストは

  • BLS
  • 挿管介助
  • Aライン・CV挿入の介助
  • ABCDの確認
  • 必要な検査
  • 3次救急で搬送されやすい疾
  • トリアージ

このような内容が記載されていると思います。

こんな知識や技術はテキストで勉強するまでもなく臨床現場で覚えることができるので購入するのはもったいないです!!!しかも、この知識って初療室や救命ICUのわずかな場面でしか使えないのです。

一般床の看護師は狭く深く学習し、救急病棟の看護師は広く浅く学習が必要です。

救急へ配属になった看護師は必ず教科書選びに迷うと思います。広く浅く全疾患が載っている教科書なんて、ないでしょう。

まずは心臓・脳の2冊から学習を始めて下さい!

レンタカー

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