子どもの誤飲の原因第1位「たばこ」すぐに病院受診をしてほしい誤飲物の紹介

つい、子どもと一緒に遊ぶ時

このおもちゃって誤飲するサイズだな…
たばこをテーブルの端に置かないで!!!

ってことばかりが気になります。

つい、プライベートでも看護師脳が止まりません。
もはや、職業病ですよね。

そして、私がひやひやしているのに、肝心の親は、世間話に夢中で一切、誤飲の可能性など気にしていないようです。

怖い!まずい!子どもが最悪亡くなったらどうするの??!

お願いです。危機感を持ってください!
誤飲を予防できるのは親しかいません!

子どもの誤飲の原因

子どもの誤飲で1番多いものは「タバコ」です。3年連続不動の1位です。

2016年の厚労省の調査をもとに原因をグラフにしてみると

分類で分けるとタバコが1番ですが、その他が圧倒的に誤飲の事故原因の半分を占めています。

その他って例えば何だろう?って思いますよね。
私が救急部に勤めていた時の実例を参考にすると

・ボタン電池
・洗剤
・ピンポン玉
・ヘアゴムやピン
・クリップ
・指人形のようなゴム製のおもちゃ
・硬化
・マチ針

などです。

様々なので分類できないのですが、どの家庭にもありそうな、そして小さいのでふいに床に落ちてしまっても親が気付かなさそうなものばかりですよね。

すぐに病院受診をすべきもの

  • 灯油、ガソリン
  • 漂白剤、アルカリ洗剤
  • 除草剤
  • 害虫駆除剤、ホウ酸団子
  • タバコ
  • 電池
  • アルコール
  • 大人の薬

これらはすぐに処置が必要ですので、迷わず病院へ行ってください。

タバコ

タバコの誤飲で実は1番怖いことは、タバコそのものを飲み込むことよりも、
灰皿の中の水に浸ったタバコや吸い殻を浸した水を飲み込むことです。
子どもの場合はタバコ半分~1本分のニコチンで致死量となってしまい、非常に危険です。
ニコチンを摂取した場合、30分後~めまいや腹痛、重篤な場合は痙攣を引き起こすこともあります。

【対処】

薄めればいいのではないか?と水を飲ませる親がいますが、絶対にやめてください。水禁止!
タバコそのものを飲み込んでいた場合は水を飲ませるとニコチンがさらに溶け出すことになります。
早急に病院へ連絡・受診してください

【確認事項】

・飲み込んだのは濡れたタバコか乾いたタバコか
・何本
・灰皿の水をどのくらい飲んだか
・何時に誤飲したか
・誤飲後に症状は出ているか

電池

アルカリ電池よりリチウム電池が怖い!

アルカリ電池は胃の中で放電が起きます。胃液は酸性なのでいずれ、電池の金属を溶かし始め強アルカリがの中身が出始めます。
その結果、胃の粘膜を損傷し重症な場合は胃穿孔と言って穴があくこともあります。

リチウム電池はアルカリ電池より急を要します。理由は胃の中で放電されアルカリ性の液を産出するため、短時間の内に消化管の粘膜を損傷する危険があります。胃の中にあれば、強力な磁石などで取り出すことも可能です。

【対処】

自宅での処置は不要です。すぐに病院へ連絡・受診しましょう。

【確認事項】

・飲み込んだ電池を病院へ持ってくる
・何時に誤飲したか

ピーナッツ・豆類

おやつで食べさせている家庭もあるかもしれません。きちんと、胃の中に落ちれば問題ありませんが、誤って気管に入った場合は誤嚥と言います。

気管の中に落ちてしまうと豆類は水分を吸収して、膨らみ、気管支を塞いでしまい窒息する恐れがあります。
窒息ということは呼吸ができない状態のことなので、大変危険ですし緊急事態です。
食事として摂取するときはあまり誤嚥の可能性は少ないかも知れませんがおやつを食べながら遊んでいて、こけた時に気管に入るということはあり得ます。

遊びながら食べるのは危険!食べる様子は親が確認

【対処】

ヒューヒュー音がする、ずっと咳をしている、むせている、呼吸が苦しそうといのが誤飲のサインです。咳こんで吐き出すことができれば緊急性は下がりますが、自力で吐き出せない場合は簡単にできる応急処置を自宅でしましょう。

背部叩打法(*子どもに意識がある場合)
①子どもの顎を持ち、胸と腹は太ももで支えます。
②子どもの頭を下げて、背中の真ん中をたたきます。

これでも出せない場合は、病院へ連絡・受診が必要です。

もし完全に気道を塞いでしまい窒息により意識がなくなってしまったら
気道確保・心臓マッサージが必要です。
すぐに救急要請を。

【確認事項】

・誤飲した豆の種類、数
・何時に誤飲したか
・自宅で処置をしていれば処置内容と結果

ピン・まち針などの鋭利なもの

尖っているものなので危険というイメージがあると思います。
これらを誤飲した場合、胃の粘膜を傷つけ、胃穿孔という穴を開ける可能性があるので迅速な処置が必要です。

【対処】

口の中を開けてみて取り出せる位置にあれば、手をつっこんでみましょう。
すでに喉の奥まで入りかけているときは触ることで奥へ進めてしまう可能性があるときは無理をせずに病院を受診してください

【確認事項】

・誤飲したものの大きさと本数
・何時に誤飲したか

医薬品

薬を大量に飲めば急性薬物中毒と言い、大人の場合でも死に至ることがあります。子どもにとってはわずかな量でも致死量に至る場合もあるので注意が必要です。

【対処】

可能であれば水を飲ませて下さい。そしてすぐに病院に連絡・受診を。

【確認事項】

・薬の種類、量
・飲んだ時間
・意識の有無、新規症状
・可能であれば同じ薬を持参してください

漂白剤・洗剤

刺激が強く大量に飲むことはないと思いますが、少量でも飲んだ場合は胃の粘膜を損傷する可能性があります。

【対処】

牛乳・生卵・水を飲ませて胃の粘膜を保護しましょう。慌てて嘔吐をさせてしまうことで胃から逆流した液体が食道・口腔内までも損傷させる可能性があるので無理して吐かせる必要はありません
炭酸水やジュースは決して飲ませてはいけません。漂白剤などと化学反応を起こしてしまい胃の粘膜をさらに傷つける可能性があります。
対処後は病院を受診しましょう。

【確認事項】

・誤飲した洗剤などの種類
・時間
・対処内容と嘔吐の有無
・誤飲した液体の容器を持って行く

病院で行う一般的な処置

・胃内、胃よりも先に進んでしまっているものは危険なもの以外は無理して取
らない。自然に排泄されるのを待つ。
・食道異物の場合、鋭利でなければ先端にクリップが付いた道具で異物を除去
する
・胃内が汚染されらた可能性がある場合、胃洗浄をする。
・胃や腸が穿孔している場合、手術・入院が必要になる。

誤飲する大きさ

誤飲の症例は生後6か月~3歳未満が80%を占めています。

3歳の子供どもが口を大きく開けた時の大きさが39㎜
喉の奥までの長さが51㎜

つまり、これより小さいものは誤飲する可能性があります。

このデータを参考に「誤飲チェッカー」という商品が売られているようですが、自宅にあるものを使って簡単に確認できる方法があります。

トイレットペーパーの芯

芯の直径が約4㎝、長さ5㎝に切っておもちゃのサイズがこれより大きければ安心です!

簡単ですので、小さいお子さんがいる家庭は活用してください。

 

 

誤飲した時の相談窓口

自分でどうしてよいか分からないというときはまず相談をしてください。

急いでいると電話番号を探すのにも時間がかかりますので、どこかにメモして持っておきたいですね!

・大阪中毒110番(365日・24時間対応)
072-727-2499
・つくば中毒110番(365日・9時~21時対応)
029-852-9999
・たばこ専用電話(365日・24時間対応)
072-726-9922※テープでの一般市民向けの情報提供

兄弟がいる家庭はより注意

一人で遊ぶときは年齢相応のおもちゃを使うと思うので、問題ありませんですが、兄弟で遊ぶときはお兄ちゃんのおもちゃも一緒に置いていませんか?

大変危険です。

下の子はついお兄ちゃん・お姉ちゃんが持っているものを欲しがるものです。ちょっと目を離してしまうことってありますよね。

なので、兄弟で遊ぶときは上のお子さん用の小さめのおもちゃは出さないようにしましょうね。

まとめ

誤飲は予防が全てです

子どもが遊ぶ場所、手の届く引き出しに危険なものを入れないでください。
またテーブルの上に置いていたとしても、端っこに置いてあればテーブルを揺らして落ちる可能性だってあり得ます。
子ども目線で危険かどうかを判断して片付けを徹底しましょう。

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